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【三重北の農】水谷 充伸さん(三重郡朝日町)

地域農業発展の第一歩

三重郡朝日町 水谷充伸さん(53)

 

三重郡朝日町の認定農業者 水谷充伸さんは、水稲約16ha・小麦約12haを栽培管理している。就農から約10年が経った現在、朝日町転作協議会の一員として地域の認定農業者らと協力しながら、自らのほ場だけでなく町内全体の水田の管理・保全に尽力している。

 

まだまだ若手

現在、朝日町の水田の大部分が認定農業者5名と転作協議会に集約されており、小麦約40haについても両者が中心となって一連の作業を請け負っている。自分よりも経験豊富で年上のメンバーに囲まれながらも、転作協議会のメインオペレーターとして作業全般に携わる水谷さんは「会長をはじめ皆が仕事に意欲的で、まだまだ若手の自分に対しても協力を惜しまないでくれる。自分が先輩方を引っ張っていくくらいの気持ちで楽しくやらせてもらっています」と笑って話す。

 

月一の集会が信頼を築く

5、6年前から、認定農業者および地域の農家数名が毎月集まり、朝日町の農業の今後について話し合ってきた。水谷さんは「月一回の集会があったからこそ、ノウハウを共有して共に高め合い、信頼関係も構築できた。田んぼに出たらライバルだが、今ではそれ以上に朝日町の農業を共に盛り上げていく仲間だと思っている」と確かな信頼を口にする。

 

転作協議会の役割

現在、朝日町転作協議会はJAみえきたや朝日町の協力のもと、数年後の法人化を見据えている。「現状はあくまで個人事業主の集まりでしかない。法人化することで制度上のメリットを活かしつつ、サポートし合える仕組みを構築したい」と水谷さんは話す。

これまで個人や行政が請け負えないような水田を引き受け、維持管理を行ってきた同会。水谷さんは「水田は米を作るだけでなく、多様な生物が棲む場であり、洪水・土砂災害の防止など多くの側面を持っている。遊休農地が増えると地域に様々な悪影響を及ぼす。今後も転作協議会が最後の受け皿としての機能を発揮していきたい」と同会が担う役割を強調する。

「作業の請負や農地の維持管理だけにとどまらず、いずれは新規就農者のバックアップなど、転作協議会ができる仕事は多岐にわたる。同会の法人化が、地域農業のさらなる発展の第一歩となってくれることを期待している」と水谷さんは力を込めた。

 

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